マンション売却のコツは不動産業者の選び方

マンションを売却する機会は、わたしたちの生涯の中でもそう頻繁にあるものではありません。多ければ数回という場合もあるかもしれませんが、少ない人なら一度だけ、あるいは一度もないという場合もあります。また、大きな金額での取引となる点でも、あまり多くの経験を持っているという人も少ないといえます。
だからこそ、いざ売ろうとなったとき、どのようにして売るのが良いのか?まったく想像すらできないというケースが多いのです。

もちろんご自身のマンションを売るわけですから、だれもがより高くマンションを売りたいと考えます。また、マンションを売却するからには、住み替えや買い換えであったり、そういった目的を達成するにあたっていつまでに売りたい、売らなければならないといった、売却時期についても重要ですね。

より高く売りたい、いつまでに売りたいなど、
マンション売却をあなたの思うとおりに達成するためのコツは何か?といいますと
ズバリ、不動産業者の選び方が最も重要なポイントとなってくるのです。

ここではマンション売却における不動産業者選びのポイントについて考えてみたいと思います。

マンション売るなら大手不動産業者か?地域密着型か?

不動産会社の選び方として、大手不動産業者、知名度のある不動産業者に任せておけば大丈夫だろう!とまず誰もが最初に考えるでしょう。
また、少しでも地域の不動産屋の事情を知っている方であれば、大手よりも地域密着型の 規模の小さい不動産業者のほうが良い!と考える方もいるかと思います。

これはどちらも正解といえますし、どちらも不正解ともいえます。 ちょっとわかりづらいですね、つまり大手不動産業者か、地域密着型の小規模な業者か、といった枠組みで不動産業者を選ぶのは、選び方としては良い方法ではないということです。

そのエリアのマンション・住宅事情に精通している不動産業者

大切なのは、売却を考えている物件があるエリアのマンションには、どういったものがあって、相場はいくらぐらいか?購入を希望している人はどの程度いるのか? さらにいえば、マンションや住宅事情だけでなく、そのエリアに新しく商業施設や学校、病院が建設される予定があるなど、エリアそのものの事情にも精通している不動産業者であることがポイントとなってきます。

不動産業者の中でもマンション売却を得意としている業者

そして、いくらそのエリアの事情に精通していても、賃貸を専門に取り扱っている不動産業者ではマンション売却については詳しくないといえます。 中古マンションの売却を多く取り扱っている不動産業者を探すには、不動産ポータルサイトなどで同一エリアの物件情報をチェックしてみると良いでしょう。 同時に売りたいマンションのタイプ、ワンルームであるとか、ファミリータイプであるとかもあわせてチェックすると、より得意とする物件タイプが分かってくるかと思います。

不動産免許番号の見方

不動産業者として営業を行うには、当然ですが宅地建物取引業を営むための免許が必要になります。同一の都道府県内での営業ならば「都道府県知事免許」、複数の都道府県においての営業ならば「国土交通大臣免許」となりますが、この規模に関しては、上記のとおりあまり気にしなくてもよいかもしれません。

免許番号は

・●●知事(更新回数)第●●●●●●●●号

・国土交通大臣(更新回数)第●●●●●●号

といった表記になっていて、この(更新回数)はその字の通り宅建免許の更新回数となっていて、5年に一度更新されることになっています。ですのでこの括弧内の数字が大きければ大きいほど長年にわたって宅建業(不動産業)を営んでいる業者であることがわかるわけです。

例えば●●知事(5)第●●●●●●●●号といた宅建免許番号であれば、その都道府県内でのみ25年に渡って不動産業を営んでいる業者であることがわかります。

もちろん長くやっていれば良い、日が浅い業者は良くない、というわけではありませんが、ひとつの目安として頭に入れておいても良いでしょう。

極端に高い査定額を提示する不動産業者

近年ではマンション売却も一括査定サイトなどから査定申し込みができ、高い査定額を提示してくれる業者を簡単に探せるようになってきました。相場に見合った高額査定であれば問題はありませんが、極端に高い査定額を提示する不動産業者には注意が必要です。

というのも極端に高い査定額は、媒介契約を結ぶための手段であり、契約を結んで売り出してから金額を下げることを、最初から計算に入れている業者もあるからです。 こういった不動産業者を避けるには、やはり物件エリアの売却相場をしっかりと見極めておくことが重要になってきます。

同一エリアのマンション物件の、間取り、階数、築年数、駅からの距離など、条件の近いものの売り出し価格をチェックすることが、売却相場を把握することにつながります。 ポータルサイトに掲載されている物件のほか、不動産会社の店頭に掲示されている物件情報、そして新聞などの折り込み広告なども、売却相場を知るための手段として活用したいところです。

不動産ポータルサイトへの掲載を確認

上記でも出てきましたが、やはり不動産ポータルサイトへの掲載してくれるか否かもとても重要なポイントです。中古マンションの購入を考えているという場合、まずどうやって物件を探すか?やはりまず不動産ポータルサイトで検索することになるからです。 多くの不動産ポータルサイトが存在しますが、

・スーモ(suumo)

・アットホーム(at home)

・ホームズ(HOME'S)

・オウチーノ(O-uccino)

・いえらぶ(ielove)

・ヤフー不動産(yahoo!不動産)

などが主な不動産ポータルサイトです。これらすべてに掲載してもらうのは難しいかもしれませんが、より多くのサイトに掲載してもらえるほうが、物件情報を多くの人に見てもらうという点で有利です。

不動産業者を選ぶ際に、ポータルサイトへの掲載はあるか?またその場合どのポータルサイトへの掲載か?をしっかり確認しておきましょう。不動産業者のみが閲覧可能なレインズと違って、一般ユーザーでも閲覧できますから、売り出し後には実際に掲載されたかどうかも確認しておきましょう。

チラシや広告などについても確認

新聞などの折り込みで中古マンションの売り出し物件情報が入っていることがあります。 これもやはり中古マンション売却では重要な告知です。媒介契約の種類によっては、あまり積極的な売却活動は期待できない場合もありますが、もしも売り出しとなった場合には、チラシや広告などどのように展開してくれるのか?不動産業者を選ぶ段階、もしくは媒介契約を結ぶ前に確認しておくとよいでしょう。

ちなみに、不動産業者が自発的に用意したチラシや広告での告知には、基本的に費用はかかりませんが、売主が依頼し場合には実費を請求される場合もありますので、費用のかからない範囲で、どのくらいチラシや広告をやってくれるのかを確認してみるとよいです。

不動産業者と媒介契約について

マンション売却などの不動産売買では、不動産業者と媒介契約を結ぶことになるわけですが、この場合ほとんどの業者が、一般媒介ではなく、専任媒介かもしくは専属専任媒介での契約を勧めてきます。これは、両手仲介といって仲介手数料を売主と買主の両方から受け取れる可能性が高い媒介契約であるためです。

両手仲介が良いか悪いかは、一概にいえるものではありませんが、少なくとも専任媒介、専属専任媒介では、マンション売却の多くの部分を1社の不動産業者に依存する売却方法であるといえます。

また、一般媒介契約で複数者と媒介契約を結んだからといって、そのすべての業者に活発な売却活動を期待できるというわけではありません。

媒介契約に関してはどれも一長一短、物件や不動産業者によってさまざまですから、媒介契約によって売却活動にどのような違いがあるのか?不動産業者の評判をチェックするのも不動産業者を選ぶ際の重要なポイントいえるでしょう。